恋愛相談
「どうか助言をちょうだい‼︎」と目の前の乙女が懇願する。躊躇していると「たるちゃんの言う事やったら泣かずに受け入れるから、どうか言って‼︎」と重ねて言う。
閃いている事をストレートに伝えると
乙女、私の目を凝視し「あ‼︎ 今『あ‼︎』が目の前に3ダースほど浮かんだ‼︎」「3ダース⁈36個⁈」「そう!あ‼︎あ‼︎あ‼︎あ‼︎…」
「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス。織田信長、さる…もう一人誰やった?」「えっとえっと、アレ、徳川家康!」「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス!」『アホな‼︎いつまでかかるねん!時間は有限や‼︎」「そう!その通り‼︎だからたるちゃん大好き」
具体的に戦略を授けるも「あ、それは出来へんの、だって〜」「はぁ⁈それじゃ状況変わらんじゃん!」「う〜ん、う〜ん」
「彼が煮え切らん、と大いに気を揉んどるけどな、貴女!貴女自身が煮え切らんやないか?」「そう!その通りやねん。だからたるちゃん大好き」
「次に会っても状況が変わってない事が観えるわ」「うん、そうやと思う」
終電が来るのでお開きとなる。
帰宅24時30分。