妄想に嫉妬
大阪の友達で、徳島のド田舎にメッチャ関心を持ってる子がいて「徳島良いなぁ〜行ってみたいなぁ〜」と折に触れ、そう言う。
私は「へー⁈ほんまかいな?どうせリップサービスで言うてんのやろ?」と ええ加減に聞いていた。
ところが「只今、山の家は山菜出荷の繁忙期で忙しいねん」とその旨の話をしたら「わ〜山菜の出荷、手伝いたい!」ときたモンだ‼︎
徳島言うても市内のマンションではなく、山の家に来たいようで…⁇⁇
そんなに田舎が好きなのか?
山菜出荷を終えて「あーよう働いた!」とマンションへ送ってもらう車中での出来事。
突然、私の頭ん中で妄想が始まる。
【徳島駅まで夫が車で迎えに行き、あの子が山の家に来る。山も川も田んぼも畑も田舎の全てが気にいる。山の家も大層気にいる。義父も義母もそして夫も嬉しそうに満面の笑み。文句なしで彼女の魅力に圧倒されている】
さてお泊まりの寝室は?
いっそ私が1階の客布団で寝て、
あの子に2階のダブルベッドのポジションを譲るかな?夫はどうするんかな?
と、そこまで妄想した時点でハッと我にかえり、運転中の夫の左手をサッと掴む。
ああ、私、自分の妄想に嫉妬してる。
自分で妄想して自分で嫉妬してる。